ほうきのみえる里物語
調べる
評判
観光
催し
文化
天文
予定
暮らし
技術
力
学び
芸術
港
放送
しごと
ほうきのみえる里物語
ほうきのみえる里物語
ミヤマユリネ

 伯耆大山は中国地方の最高峰です。
 鳥取県西部は伯耆国と呼ばれた地域で、夏は登山、冬はスキーなどで賑わう名峰です。また、修験道、神社が残る霊峰でもあります。

 頂には5月まで雪が残り、雪解けの水と涼しい空気を麓の里へ運んでいます。鳥取地方は長い間台風から守られてきました。 

 伯耆国の国柄は大山の麓の里を繋ぐ出雲街道沿いの宿場町にも残っています。さまざまな産物を率先して生み出す商人気質で、人を選ばず親切に尽くす誠実な人が多いと言われています。商売は上手ですが無理な出費を強いることはありません。懐の深い取引が身上です。鳥取県では西部地域、岡山県では県北の人たちが伯耆国の国柄と人柄を受け継いでいます。
(鳥取では東西、岡山では南北で県民性が異なります)

 この文化圏は古来より日本海の幸に育まれてきました。海と言えば日本海、砂丘や漁港の海岸です。冬は積雪の多さに耐え、季節によって活動的な面とじっくりと屋内で知識を深める思考的な面を持っています。穏やかと言われる中国地方にあって厳しい自然の中でも活発に生きる知恵を持ち、長州と上方の中継地点であった山陽往還とは異なり、集落ごとの独自の文化が強く根付いています。

 街道沿いでは農家的な性格と城下町的な性格の人とで人柄も分かれますが、総じて城下町的な性格が強く出ないことが特徴です。封建的な考え方よりも自由で合理的な思考を好む人が多いのです。

 こちらでは岡山北部と鳥取西部を中心に、その隣接地域も含めた記録や情報を保存していきます。